歯科用CTを使用した精密な診断
歯科用CTの導入により、歯の内部の断面を正確に見ることができるため、正確な位置関係や根尖までの正確な距離などの根管治療に必要なあらゆる情報を得ることができます。
これらの情報を元に調査・診断し、シミュレーションを行うことで安全性の高い根管治療を行うことができます。
歯科用CTの被ばく量について
歯科用CTの被ばく量は非常に低く、安全性が確保されています。歯科用CTの被ばく線量は、一般の医科用CTと比べて1/8~1/50と少なく、
撮影時間も十数秒で済むため、患者への負担が大幅に軽減されています。
当院の歯科用CTの被ばく量に関する特徴は次のとおりです。
1.必要最低限の被ばく量で高品質な画像を取得できるように設計されている。
2.撮影時には鉛のエプロンやネックカラーを使用して、体の他の部分への放射線被ばくを防ぐ対策が行われる。
3.撮影は口腔内に限定される。
4.妊婦さんでも安心して撮影することが
可能
また、放射線は放射性物質から出される電磁波で、体を通り抜けていくので、からだに全く残りません。
マイクロスコープによる精密治療
根管はとても複雑な構造をしている上に薄暗い口腔内での治療のため、精密性がとても重要です。当院では視野を24倍まで拡大できるマイクロスコープを導入した根管治療を行っており、肉眼では確認できない歯の構造や隠れた根管を見つけることができます。この精密性によって、歯の削りすぎや、根が折れてしまうなどの治療におけるリスクも軽減できますので、安全かつ高い技術をご提供することができます。
MTAを使用した根管充填
MTAとは、主にケイ酸三カルシウムやケイ酸二カルシウムなどのケイ酸塩が主成分の、酸化ビスマス等を添加した歯科用の水硬性のセメントのことです。根の洗浄が終わり、根の中に何もない状態で放置しておくと細菌が繁殖してしまう為、MTAを使用して根の中にお薬を詰めていきます。このことを根管充填といいます。保険診療内の根管治療ではガッタパーチャという天然ゴムが原料のものを使用しますが、自費診療ではより多くの歯を残すことができるようにMTAを使用します。
MTAの特徴
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細菌作用が高い
アルカリ性が強く、細菌を殺菌する効果があります。お口の中に残ってしまった細菌もMTAセメントによる強い殺菌作用によって繁殖しにくくなります。
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封鎖性
MTAは、固まる時に膨張するため、歯との隙間が限りなく少なくなり、しっかりと封鎖することができます。
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適合しやすい
生体適合性に優れており、炎症を起こすことなく治療を行うことができます。また、MTAセメントに接触した部分は歯に近い硬組織を誘導することもわかっています。
豊富な経験と実績で
安心の治療をご提供します
根管治療は専門的な技術が必要になるため、医院によって治療結果が大きく変わる場合があります。
当院は、精密機器を用いた専門的な治療に関する数多くの実績を誇り、あらゆる症例に対応してきました。
これまでの豊富な経験を活かし、安心安全で精度の高い治療をこれからもご提供してまいります。
また、難症例の場合には、東京医科歯科大学の根管治療専門医が治療を担当する場合もございます。